新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。様々な思いで新潟大学に入学した皆さんは新たな生活への期待にさぞかし胸を膨らませていることでしょう。そんな皆さんがこれから送る大学生活は、非常に自由な時間が多く、勉強、留学、アルバイト、旅行など、これまでの生活とは一変して様々なことに時間を使うことができます。どのようなことに打ち込むのか、あなたにはたくさんの選択肢が広がっています。私の場合はそれが「アメリカンフットボール」でした。
そもそも「アメフトってどんなスポーツ?」と思った人も多いでしょう。「ラグビーとなにが違うの?」と思っている人もいるかもしれません。似ているところもありますが、ラグビーとは全く異なるスポーツです。ルールにおいては、アメフトは攻守がはっきりと分かれており、野球に近いスポーツです。競技性においては、相撲のような激しいぶつかり合いに加え、投げられた楕円球を華麗にキャッチするエンターテイメント性、相手の作戦を冷静に分析して有利な作戦を展開するという頭脳戦もあり、非常に奥深いスポーツです。
「体が大きくないとできないんじゃない?」
そんなことはありません!!Tigersはほぼ全員がアメフト初心者で、大学からアメフトを始めています。私もアメフト初心者で、中学高校はバスケットボール部に所属していて、体重も60kg前後で細身でした。また、他の部員が高校までに経験していた部活も様々で、中にはこれまで運動部に所属していなかった人もいます。足の速さに自信がある人、フットワークに自信がある人、体が大きい人、誰かとぶつかるのが好きな人、ボールを触るのが好きな人、ボールを投げるのが得意な人、器用な人などあなたが得意な事を最大限活かせるポジションがあり、活躍できるのがアメフトです。得意なことがないと思っている人も、今はまだ気づいてないだけです。必ずアメフトであなたの得意分野が見つけられます。また、選手だけでなくスタッフとして、練習や試合をするには欠かせないマネージャー、対戦相手の研究をして戦略を考えるアナライジング・スタッフ、トレーニングやリハビリの指導などを行うトレーナーという役職もあります。スタッフも選手と同じくらい重要で、運動の得意でない方も活躍することができます。
部活をしていると、勉強やアルバイトをする時間がなくなるのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし、アメフト部ではテスト前に一定のオフ期間を設け、勉学に支障がでないような配慮をしています。さらに、多くのアメフト部員がアルバイトをしていたり、時間をうまく使えばアメフト以外にも有意義な大学生活を送ることができます。
大学生活の4年間は長いように感じますが、1年1年過ぎるのが早く、4年間なんてあっという間です。その4年間をアメフトというスポーツに打ち込むことで、自分という存在が何倍にも成長し、自分の人生に色濃く鮮やかな思い出となって残ります。もちろん楽しい事だけでなく、苦しいこともたくさんあることでしょう。そんなとき、同期はもちろん、先輩やコーチも非常に大きな支えになります。4年間アメフトに打ち込む事で、これからの人生に不可欠な仲間もできる事でしょう。
自分にはできないと思っている人!自分に自信がないと思っている人!少しでもアメフトに興味を持っている人!新しいことに挑戦したい人!新入生問わず、2年生からでも始めたいと思っている人!そんなあなたを私達Tigersは心よりお待ちしております!少しでも心が揺さぶられたら(揺さぶられずとも)是非グラウンドへ!